コーヒーの副産物をアップサイクルする「Coffeeloopプロジェクト」 第1弾として、リユースできるエコカップ「Coffeeloopカップ」開発
「Coffeeloopプロジェクト」は国内のオフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、利用を促進することで、サーキュラーエコノミーの構築を目指すプロジェクトです。第1弾では、都内のカフェから出たコーヒーかすをアップサイクルし、エコカップ「Coffeeloopカップ」を開発しました。
コーヒーかすはオフィスや工場、教育施設、病院や高齢者施設などでフードサービスを提供するコンパスグループ・ジャパン株式会社が運営する、取引先企業の社員向けカフェから仕入れています。
4月中旬から同カフェでカップの利用を開始します。業務用食器として繰り返し使用し、劣化したカップについては状態に応じて再塗装やマテリアルリサイクルをして新しく作り替えることで、サーキュラーエコノミーの構築を目指します。
小田急電鉄株式会社が4月28日に箱根湯本でオープンする「自然体験」をテーマにしたアクティビティ拠点「HAKONATURE BASE」でも、同施設のロゴをデザインした「Coffeeloopカップ」を採用します。施設内のカフェで使用し、使い捨てカップを削減すると同時に環境に配慮した商品として販売もする予定です。また、5月10日に鎌倉でオープンする施設「すきま鎌倉店」内で飲料を提供する際に使用するほか、土産物としても販売予定です。
「Coffeeloopカップ」はコーヒー抽出後のコーヒーかすと間伐材の木粉、リサイクルポリプロピレンを使って製造します。リサイクルポリプロピレンはプラスチック素材ですが、株式会社メニコンのコンタクトレンズの工場で発生する未利用の端材を原料としているため、新規プラスチックを利用していません。カップの表面は業務用食器洗浄機に対応する強度を維持するため、山中漆器の職人による"塗り"の技術によるコーティングを施しました。
「Coffeeloopプロジェクト」はアサヒユウアスが主体となり、賛同するパートナー企業を増やしながら、コーヒーの副産物を活用したさまざまなアップサイクルに取り組みます。今後は、味の素AGF株式会社も本プロジェクトに参加し、「Coffeeloopカップ」の導入先拡大に向けて共に取り組むほか、同社の工場において品種の切り替え時に生じるコーヒーの副産物などをアップサイクルした商品の共同開発にも着手します。
<Coffeeloopプロジェクト参画企業・団体>2023.4.20更新
コンパスグループ・ジャパン https://www.compassgroup-japan.jp/
小田急電鉄HAKONATURE https://hakonature.jp/
味の素AGF https://www.agf.co.jp/
すきま鎌倉店 https://camp-fire.jp/projects/view/662810




