生分解性バイオプラスチック製使い捨て食器をバイオガスに変換する実証実験とエコカップ「森のタンブラー」で使い捨てプラスチック約100kg削減。

主催の株式会社タイソンズアンドカンパニー、大阪ガス株式会社、協和株式会社と連携し、会場で使用する使い捨てプラスチックカップ・フォーク・スプーンの素材を生分解性バイオプラスチックであるポリ乳酸(PLA)に統一します。回収した使用済み食器は大阪ガスの技術でバイオガスに変換し、エネルギーとして再利用する実証実験を実施しました。合わせて、エコカップ「森のタンブラー」を活用することで、ごみゼロイベントの実現を目指しました。

使用済み生分解性バイオプラスチックを回収し、バイオガスに変換する実証実験

ごみゼロイベント実現に向けて、使用済み生分解性バイオプラスチックを回収して大阪ガスに提供します。大阪ガスは自社技術を活用し、生分解性バイオプラスチックをバイオガスに変換する実験を実施します。

使用する生分解性バイオプラスチックは協和が企画・販売するもので、その素材は、さとうきびやとうもろこし由来の再生可能資源で作られた微生物の力で分解できるポリ乳酸(PLA)です。

大阪ガスはポリ乳酸を乳酸に分解し、メタンとCO2から構成されるバイオガスに変換する技術を保有しています。さらに、バイオガス中のCO2をメタン化するメタネーション技術も開発中であり、得られたメタンは都市ガス原料として再利用することもできます。大阪ガスは使い捨てプラスチックをエネルギーとして再利用するための技術検証を行います。

イベントに参加するブルワリー及び酒造メーカーは、アサヒユウアスが協和から調達したPLAのカップを使用します。フード販売者が使用するフォーク・スプーンもPLAに統一します。

イベントで使用済みの生分解性バイオプラスチックを回収するボックスを設置し、大阪ガスの試験装置でバイオガス化実験を行います。

この取り組みにより使い捨てプラスチックが約100kg削減される見込みのため、通常焼却される場合に排出される0.7tのCO2が削減される計算となります。さらに、再生可能資源由来のポリ乳酸をメタン化することでカーボンニュートラルなエネルギーを得ることができます。

「麦都-BAKUTO-」について

東京を拠点にしている11社のブルワリー及び酒造メーカーが出展し、クラフトビールやジン、焼酎やどぶろくなどを楽しむことができます。アーティストのライブや、造り手同士のトークセッションなども開催されました。
お酒を楽しむことに加えて、アサヒユウアスがこれまでに蓄積したサステナビリティに関する知見やネットワークを生かして、大阪ガスなどの共創パートナーと本イベントを支援することで、飲料容器や食器のごみが出ない循環型イベントの実現を目指します。

ニュースリリース

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